研究科の動向
(8/27)吉田健一教授が、取材を受け監修に協力した「NHKスペシャル シリーズ ディープ・オーシャン 超深海 地球最深(フルデプス)への挑戦」が放送されます
吉田健一教授が、取材を受け監修に協力した「NHKスペシャル シリーズ ディープ・オーシャン 超深海 地球最深(フルデプス)への挑戦」が放送されます。
シロイノシトールという物質が深海生物の体の中に蓄えられていることがわかり、深海の水圧に耐えるために役立っている可能性が指摘されています。そこで、番組ではシロイノシトールがどのような働きをしているのか、その可能性を解説する必要があり、監修を依頼されました。
ヒトの脳ではアルツハイマー病に関連してベータアミロイドというタンパク質の凝集が起こり脳細胞が固まってしまうのですが、シロイノシトールはこのベータアミロイドの凝集を緩和すると考えられています。
深海に住む生物の細胞では、高い水圧にさらされて様々なタンパク質が変形・凝縮して機能を失ってしまう可能性があり、シロイノシトールはここでもタンパク質の凝集を緩和して生物の細胞機能の維持に貢献しているのではないかと考えられます。
番組名
NHKスペシャル シリーズ ディープ・オーシャン 超深海 地球最深(フルデプス)への挑戦
放送日時
2017年8月27日(日)21時00分~21時49分