研究科の動向

独自に開発したメタボローム解析技術により藻類のオイル生産メカニズムを解明 ― 微細藻類を用いたバイオ燃料の生産向上に期待 ―

蓮沼誠久教授、加藤悠一学術研究員らの研究グループは、独自に開発したメタボローム解析技術を用いることにより、微細藻類が細胞内にオイルを合成するメカニズムの解明に成功しました。
オイルの生産性の高い藻類は数多く報告されていますが、その生産のメカニズムについてはこれまで明らかになっておらず、本研究成果は、世界で初めて、藻体の細胞内で油脂生産時に起こる代謝変化をメタボロームレベルで捉えることに成功したものです。
蓮沼教授らはこれまでに、汽水域に存在する新種の緑藻が、高い増殖性と高い油脂含有率を両立することも見出しており、今後、微細藻類を用いたオイル(バイオ燃料)生産の向上に貢献することが期待されます。

※この研究成果は、4月4日に、Scientific Reports誌にオンライン掲載されました。
※この成果は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の結果得られたものです。

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