研究科の動向
酵母を用いて木材パルプからキシリトールとセルロースファイバーの併産に成功 ―環境にやさしい物質製造プロセスの開発―
GUIRIMAND Gregory特命助教、近藤 昭彦教授、蓮沼誠久教授らの研究グループは、細胞表層を加工した新規酵母細胞を用いることで、製紙過程で生成するクラフトパルプを汎用化学品(キシリトール)と高純度セルロースファイバーに変換することに成功しました。この発見は、環境にやさしく、持続可能な素材製造に貢献することが期待されます。
この研究成果は、3月4日に、英国王立化学会の国際科学誌「Green Chemistry」にオンライン掲載されました。
詳細は、神戸大学研究ニュースサイトをご覧ください。
論文情報
・タイトル
“Cell-surface display technology and metabolic engineering of Saccharomyces cerevisiae for enhancing xylitol production from woody biomass”
DOI:10.1039/C8GC03864C
・著者
Gregory Guirimand, Kentaro Inokuma, Takahiro Bamba, Mami Matsuda, Kenta Morita, Kengo Sasaki, Chiaki Ogino, Jean-Guy Berrin, Tomohisa Hasunuma, and Akihiko Kondo*
*Corresponding author
・掲載誌
Green Chemistry
関連サイト
バイオ生産工学研究室