各種センター

オープンイノベーション人材センター

● センター概要
 当センターは、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科内に設置された研究組織です。ベンチャー業、中小企業、大企業においてOIを推進する人材の情報を集約し、育成の理論的フレームワークの構築を目指します。
 高齢化社会の課題を解決するために広範な企業がヘルスケア・ビジネスへの参入を検討しています。当センターは、日本経済の成長に資するヘルスケア分野のOIを研究対象とします。
 当センターは、「リサーチコンプレックス」(外部サイト)の「人材育成事業」の中心的な活動を担っています。

 

● 研究目的
 日本の多くのトップ企業は、主に自社のリソースを使って研究開発を行う「自前主義」を主流としてきました。ところが、グローバル競争が激化するなか、「自前主義」で継続的にイノベーションを生むことは極めて困難です。
 そこで、自社情報をオープンにしながら、同時に他社リソースを活用する「オープンイノベーション」(OI)が必須となっています。OIは、ベンチャー企業、欧米の大企業にとって当たり前の手法です。
 ただ、経営者が単に「自社リソースをオープンにする」といっても組織変革は容易でなく、持続的な取り組みが必要です。特に、OIを推進する人材がキーとなります。
 OI人材は、経営者(社長、CTO)、研究者、研究企画担当者、事業推進担当者など各階層で機能しなければなりません。それらキーマンを育成・輩出する手法、プロセスを研究し、発信することが本センターの研究目的です。

 

● 主な活動
 当センターの活動は、下記三つのユニットで構成されています。研究会、セミナー、プロジェクト等の詳細は「 "Open Innovation Professional Development" (OIP)サイト 」(外部サイト)をご覧ください。

①ユニット1:大企業OI人材育成モデルの標準化
 日本経済がイノベーションを生み出すためには、大企業とベンチャー企業間のOIを推進することが必要です。大企業は人材の宝庫でありながら、意思決定のスピードが遅く、自前主義が残っているケースが多い。つまり、日本のOI推進は大企業の変革がカギを握っています。そこで、大企業に求められるOIのあり方、課題を探索することにより人材育成方法を模索し、彼らが十分に機能するための環境条件を明らにすることを目指します。

②ユニット2:OI人材育成メソッドの構築
 OI推進が行われている企業では、少数のオーガナイザーの個人的努力に依存していることが散見されます。そこで、人材育成メソッドを標準化し、オーガナイザーの数を増やすことが必要です。ユニット2は、新たな育成手法構築や、既存メソッドの高度化/対象によるカスタマイズを行うことにより、OI人材開発のプラットフォーム構築を目指します。

③ユニット3:先進動向・事例の調査
 日本企業、欧米企業、ベンチャー企業のOI先進事例の調査研究を行い、発信します。特に、内外の製薬業界は最もOIが進んでおり、重点調査対象としています。これらの調査結果はユニット1、ユニット2の活動にフィードバックされ、各活動の洗練化を進めます。


● イベント

"Open Innovation Conference 2017”に本センターの尾崎が登壇しました

 

● メンバー
センター長: 尾崎 弘之 神戸大学科学技術イノベーション研究科教授(専門・アントレプレナーシップ)
副センター長: 瀧 和男 神戸大学科学技術イノベーション研究科客員教授(専門・先端IT)
副センター長: 森 一郎 神戸大学科学技術イノベーション研究科特命教授(専門・先端医療学)
青井 貴之 神戸大学科学技術イノベーション研究科教授(専門・先端医療学)
坂井 貴行 神戸大学科学技術イノベーション研究科教授(専門・産学連携) 
新谷 卓司 神戸大学科学技術イノベーション研究科特命教授(専門・先端膜工学)
曽根岡 由美子 神戸大学科学技術イノベーション研究科客員教授(専門・組織論)
永田 真 神戸大学科学技術イノベーション研究科教授(専門・情報システム)
吉田 健一 神戸大学科学技術イノベーション研究科教授(専門・バイオプロダクション)
事務局長: 増田 直之 神戸大学科学技術イノベーション研究科特命准教授(専門・創薬)

 

● OI理論とは
 オープンイノベーション(OI)理論は、米カリフォルニア大学バークレー校のヘンリー・チェスブロウ教授が先駆的に構築した理論です。彼の著作では、P&G、フィリップスなどが先進的OI企業として紹介されています。
 人工知能(AI)やIoTがイノベーションに欠かせなくなった現状、新規事業開発においてハードとソフトの融合がますます重要になっています。この環境下、「擦り合わせ」による研究開発が得意な日本企業の勝機が高まっているといえます。チェスブロー教授の研究は主に米国企業を対象としており、擦り合わせの観点は必ずしも高くありません。
 当センターは、日本企業の組織的な強みを生かしたにOIと、OIを推進する人材育成について調査を行っています。

 

● お問い合わせ
イノベーション創出のための人材育成プログラム開発は未だ発展途上であり、体系的な基盤構築が必要です。こうした取り組みに賛同し、共に作り上げることにご協力頂ける方の参画をお待ちしています。

オープンイノベーション人材センター事務局 (神戸大学科学技術イノベーション研究科内)
担当:増田
e-mail:info @people.kobe-u.ac.jp 
TEL:078-803-5755

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