研究科の動向

第7回Membrane Business & Technology Academy が開催されました

2024年1月26日（金）、一般社団法人先端膜工学研究推進機構は、第7回Membrane Business & Technology Academy (MBTA) を神戸大学瀧川記念学術交流会館 大会議室にて科学技術イノベーション研究科と共催で開催しました。

今回は、先端膜工学分野2022年3月修了生である 東洋紡株式会社総合研究所 大亀敬史 氏より「海水淡水化市場の概観と高分子吸着を応用したRO膜の開発事例について」、バイオプロダクション分野2023年3月修了生である 双日株式会社 環境・ライフサイエンス部 湯川貴弘 氏より「双日のバイオ事業取組みと博士人材の役割」と題し、科学技術イノベーション研究科での経験と現職への影響について講演が行われました。
講演後は、科学技術イノベーション研究科 山本一彦教授がモデレーターを務め、参加者全員による討論が行われました。

MBTAは、開発した膜の社会実装を進めていくために市場の未来動向の考察、ビジネスモデルの構築に関する知識や技術を学ぶことを目的として開催しています。参加者同士で意見交換することも主眼に置いており、ビジネスと技術の両側面から、開発膜を社会実装することを想定し、ビジネスの考え方と膜技術発展の方向性について議論を進めています。

当日は、学内外から39名の参加があり、技術的な内容や今後の膜工学のビジネス動向に至るまで、和やかな雰囲気で討論することができ、異業種間交流のよい機会となりました。

一般社団法人　先端膜工学研究推進機構:第7回MBTA講座(Membrane Business & Technology Academy)開催

左から企画運営担当の当研究科 北河享特命教授、講師の大亀氏・湯川氏、モデレーターの山本教授