研究科の動向
STIN Trends
研究科発バイオベンチャー「シンプロジェン」が、総額9.2億円の資金調達を実現し、富士フイルムと業務提携契約を締結しました
2023年3月2日、研究科発のバイオベンチャーである「株式会社シンプロジェン」が、富士フイルム株式会社(以下「富士フイルム」)をリード投資家とし、双日株式会社、KUC1号投資事業有限責任組合(株式会社神戸大学キャピタルが運営・管理)、関西イノベーションネットワーク投資事業有限責任組合(池田泉州キャピタル株式会社が運営・管理)、KIFF株式会社、みなと成長企業みらいファンド2号投資事業有限責任組合(みなとキャピタル株式会社が運営・管理)を引受先とする第三者割当増資(シリーズC-2ファイナンス)により、9億2,160万円の資金調達を実現したことを発表しました。
さらに同日、DNA受託合成および遺伝子治療バイオファウンドリ™・サービスの更なる事業展開を目的として、富士フイルムと業務提携契約を締結したことを発表しており、これらの発表内容は、日本経済新聞(2023年3月2日電子版、3月3日朝刊:地域経済面)、日経バイオテク、神戸新聞(3月3日朝刊:地域経済面)などの複数のメディアで取り上げられています。
株式会社シンプロジェン
シンプロジェンは、独自の超長鎖・高難度のDNA合成技術等を活用し、高品質かつコスト・パフォーマンスの高い「遺伝子治療バイオファウンドリTM・サービス」を提供しています。具体的には、DNA合成、プラスミドDNA大量調製から、ウイルスベクターの設計・開発、生産プロセス開発、特性解析・品質試験、GMP準拠製造施設への技術移管まで、神戸の自社R&Dセンターにおいてワンストップソリューション・サービスを提供しています。なお、当研究科の山本一彦教授が同社の代表取締役 社長兼CEOを務めています。