研究科の動向

当研究科に設置された『イノベーティブ・コスメトロジー共同研究講座』開設式を４月９日に開催しました。

本講座は、2021年4月、美容関連業「ダイアナ」（東京都渋谷区）、美容素材メーカー「アドファーマ」（京都市）、および化学工業「ヴィオトープ摩耶」（堺市）からの出資により、開設されました。

設置期間は4年間で、この間、SDGsの達成に向け、先端グリーンケミカル技術に基づいた有用な化粧品素材を生産し、生産された有用な化粧品素材を用いて、エイジングをケアできる新規な化粧品技術を開発すると共に、革新的な学問分野としての香粧品学（Innovative Cosmetology）を創成し、経営学的要素を含めた統合的香粧品学（Integrative Cosmetology）へと発展させた、産業全般との文理融合共同研究コンソーシアムを形成していきます。

既に、この3社に加えて10社以上の大手化粧品関連企業との取組みが始まっており、3年以内の社会実装を目指しています。基礎研究から社会実装への取組みを通じて、当研究科が目指す「イノベーションを起こす最先端研究者」の育成に努めます。

「おしゃれな街」として知られる神戸の地で、「健康と美」を追求する新しい「エイジングケア化粧品」の共同研究講座を開設したことに大きな意味を感じつつ、本講座を発展、向上させていくことで広く社会へ貢献し、次世代への明るい希望となれるよう皆様と共に歩んでまいります。

開設式の模様は、"エイジングケア化粧品、神戸大と３企業が共同開発へ「健康に、美しく」"と題して、4月12日(月)19時30分配信の神戸新聞NEXT、および4月13日の神戸新聞朝刊に掲載されました。