研究科の動向

STIN Trends

第14回MBA (Membrane Business Academy)が開催されました

2020年8月20日、第14回MBA (Membrane Business Academy)がWebexによるLive配信で開催されました。

一橋大学大学院経営管理研究科 藤原雅俊准教授、同大学イノベーション研究センター 青島矢一教授が「イノベーションの長期メカニズム~逆浸透膜の技術開発史~」について講演を行いました。

                  

本テーマは、昨年9月に書籍として発刊され、非常に興味深い内容となっており、2019年度のエコノミスト大賞を受賞されています。
「産業形成につながる紆余曲折のある長いイノベーションのプロセスを、企業の利潤動機と市場競争の機能だけに還元して説明することは不可能であるように思える。なぜなら、不確実性の高いイノベーション活動へ資源配分を行うことの経済的根拠を、広く人々が納得するように、透明性をもってあらかじめ説明することは難しいと思われるからである。『高い不確実性の下で新技術や新事業の開発が長期にわたって継続されるのはなぜなのか』。この問いが本書の出発点となる問いである。」
(「イノベーションの長期メカニズム―逆浸透膜の技術開発史」藤原雅俊/青島矢一著、東洋経済新報社出版 序章より)

事前申込者数は、45企業131名に本学関係者31名の計162名となり、当日は128名にご参加いただきました。講演後のQ&Aや、『4つの不確実性に対する問いかけ』に対し、非常に活発な議論が行われ、参加された皆様の関心の高さが感じられました。

詳細はこちらをご覧ください。